料理へのこだわり
-High Quality Cuisine-

ムッシュ ポール・ボキューズ

1926年、リヨン近郊に料理人の子として生まれる。10代から料理修業を始め、リヨンの名レストラン『ラ・ピラミッド』にて、伝説の料理人フェルナン・ポワン氏の薫陶を受ける。1960年に『レストラン ボキューズ』を構え、ミシュランの星を次々に獲得。1965年に三ツ星レストランとなって以来、三ツ星を取り続けている。現代フランス料理の生みの親であり、全ての料理人にとっての憧れであり、神に近い存在。

ゲストの感動を呼ぶスペシャリテは “温度”が決め手

ボキューズ氏の数あるスペシャリテの中でも、最も有名で多くの人に愛されているのが「黒トリュフのスープ」。1975年にエリゼ宮で、時のフランス大統領ヴァレリー・ジスカール・デスタンに振る舞われたことでも知られています。香ばしいパイを開けると、フォアグラ、牛ホホ肉、トリュフを贅沢に使ったスープが。パイで覆うことで、ゲストが口にする瞬間まで美味しさや香りを閉じ込めているのです。また、このお料理の最大のこだわりは「温度」。パイとスープが、同じタイミングで熱々に仕上がるよう、素材の切り方やパイの厚みも緻密に計算されています。世界中から、このスープを求めて多くの人がリヨンのレストランに訪れるという至福の味を、ぜひご堪能ください。